「ガムの壁」20年ぶりに清掃

米シアトルで、道行く人々が噛み終わったガムを貼り付けてできた「ガムの壁」。100万個以上の色とりどりのガムで覆い尽くされ観光名所にもなっているが、10日から20年ぶりに清掃が始まった。スチームクリーナーでガムを溶かしてはがす作業で、完了までには3日かかるとみられている。
もともと、生鮮食料品や工芸品のマーケットとして有名なパイク・プレースの路地にある高さ8フィート、幅54フィートのこの壁。近くにある劇場に入るため並んでいた人々がガムを貼り付けるようになり、一面ガムでおおわれたという。
SNSでは「さようなら、汚らしい壁」と清掃を喜ぶ声がある一方、「先月訪れたが、気持ち悪いけれどユニークだった」「僕のガムが最後まで貼りついていますように」と残念がるコメントもあったようだ。
パイク・プレース・マーケットの保存担当者は「ガムの壁はシアトルの伝統であり、人々に親しまれるパブリックアートでもあり、これからも生き続けるだろう。だが、まずはカンバスをきれいにすることから始めなくては」と述べた。
ガムを貼り付けるという、普通に考えるとマナー違反の行為も”アート”として楽しんでしまうというのはアメリカの国民性だろうか。キレイになった壁にまた一からパブリックアートが作られる様子を見るのも新たな楽しみになりそうだ。